本来の予定であれば、プーノからリマへ戻る予定であったが、飛行機が高かったのとリマでの無駄な滞在が出てしまいそうだったので、プーノからの飛行機の旅をバスに変更し途中、「ナスカの地上絵」で有名なナスカに寄ることにした。旅行中に会った日本人に聞いた話では「ナスカの地上絵は三大がっかりの一つ」などとあまりいい話は聞いておらず、当初行くつもりはなかったが、プーノからリマの途中で考えるとここに寄るのが一番適していたのでナスカをチョイス。実際地上絵は興味があったので自分の目で確かめてみることにした。バスはオルメーニョ社のバスを利用 し100sol、クスコから乗ってきたバスに比べると雲泥の差で心地よかった。飛行機のビジネスクラスのようなシートで終始熟睡が可能。社内での映画も堪能。南米の夜行バスはなかなかである。ナスカ到着後はバスステーション近くの宿にチェックインし、早速地上絵を見るためにセスナ機が発着するナスカ空港へ。色々話を聞くと町の旅行代理店で買うと通常の値段に手数料が上乗せされるので直接空港に行ったほうがいいとの事であった。そして空港に行っていろいろ見ると飛行機にも2種類ある。セスナは主翼が窓の上に付いており、主翼と胴体(窓の下)に支えの棒が付いている気体とそうでないのがある。ここではその支柱が無い機体の方が写真を撮る際に邪魔にならないとの理由から値段が倍近 くしていた。確かに写真を撮る際には無いほうがいい。この飛行機に乗ることにし早速上空 へ、このセスナかなり酔うとの話を聞いていたがそれほどでもなく、パイロットさんは左右どちらでも地上絵が上手く見えるように飛行機を操縦してくれた。 この日は天気もよく地上絵を堪能する事ができた。噂には「がっかり」などとは聞いていたが自分は地上絵をかなり満足して見ることができた。上空から見てみると改めてこの地上絵の意味や、当時の技術、なぜこのようなものを作ろうと思ったのかなど色々な事に想いをめぐらせることができ、地球上のナゾの一つを身近に感じれる有意義な時間が過ごせた。
ナスカの写真をUpしました。