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出雲大社

　広島ではゲストハウスに宿泊、広島駅南口徒歩3分ほどにあるHanaHostel、一泊2,500円、ゲストハウスとしてはちょっと高めな気もするが清潔感、設備等充実度などからすると納得の値段である。外国人も多く日本が初めての人にもおすすめできる宿である。　

　昼頃に広島を出発し広島自動車道、中国自動車道を経て三次で降り、国道50号、40号を走り、三瓶山脇を抜け日本海へ再び出た。　大田市から9号線を北上し出雲大社周辺に到着した。出雲大社に行く手前に旧大社駅、大社駅それぞれ全く違う雰囲気のレトロな駅がある。どちらもおもむきがありカメラのシャーッターを切る回数が自然と増す。

　出雲大社手前には無料駐車場がありそこにバイクをとめそこからは徒歩。出雲大社は縁結びの神として有名で、現在改装中である本殿は1952年に国宝に指定される。2004年には出雲大社自体が重要文化財として登録されたそうだ。ここにある日本国旗は日本国内にあるものの中でも最大だそうで、畳75枚分50kgもの重量があるそうだ。確かに圧倒され自分も何枚か写真を撮った。

 

　ここ出雲大社は、田園風景広がる広い空間のなかにゆったりと配置された鳥居や参道、拝殿にいたるまでその配置などには意図的なものが多く見られ考えさせられることが多い魅了される空間である。

　この後は松江まで国道をひた走り今日を終えることにした。

 

一路、本州へ

　福岡の夜を満喫し翌日11時にホテルをチェックアウト、本日まず向かうのは関門海峡は下関。　市内にある唐戸市場でまずは腹ごしらえすることにした。唐戸市場は街の中心にあり市場の中の食堂では一般の人も食事をする事ができる。下の写真にあるふぐ定食を頂いた。料金はなんと1,100 円の激安価格。また生うに定食なるものもあったが写真の通り箱丸ごとで1,500円。これも激安。

　昼食後は下関から191号線を北上し角島という島へ向かうことにした。ここは当初行く予定ではなかったが福岡の友人より「素晴らしくキレイな島」と聞いたのと、福岡にあるバーのスタッフからも「バイクで走るためにあるような島ですよ」とまで言われ立ち寄る事にした。

　行ってみてビックリ。　雰囲気が沖縄の伊計島海中道路にそっくちであった。そして何より海の青さやビーチの雰囲気まで沖縄のような常夏雰囲気そのあまま。日本海のイメージが180度変わってしまった。沖縄のように観光地化されてないから、仲間同士で島でゆっくりキャンプなんてのには最適なのだろう。

　

　この後は出雲大社を目指すことにしていたが、さすがに高速を走らず国道を走り続けていたらどうにも今日中に着けそうな気配がしない。

　萩まで行って泊まろうとも考えた が日本海側は高速もなくその後の移動にも時間がかかりそうだったのでこれ以上走り続けるのは断念。　一度内陸に入り中国自動車道を利用し日本海側へ出るようなルートを考え、今日の宿は広島で取ることにした。

　途中、小学生の頃に親戚に連れて行ってもらったカルスト大地で有名な秋芳台を通り抜けた。阿蘇の後なので感動が少し薄れたが小学校の時に訪れた思い出の土地にまた訪れることができ少しタイムスリップしたような不思議な感じがした。

　この後はちょっと挨拶だけと思いその山口にいる親戚宅を訪れてみた。色々と話に花が咲き突然の訪問にも関わらず夕食までごちそうになってしまった。

　突然にも関わらずこうして語り合える親戚が地方にいるというのはなんとも幸せなことである。今度行く時は計画的に東京のお土産でももって改めてお伺いしたい。

快晴の阿蘇へ

　一夜明けた熊本の朝、快晴である。この調子であれば阿蘇の走りも満喫できそう。目指すは大観峰。早速熊本から南阿蘇方面へバイクを１時間ほど走らせる。
　阿蘇山へのアプローチは昨日と逆の東南から阿蘇を回る。車も少なく湿気もなく大自然の中を走る感覚は北海道以来、海外に行かずとも旅行すべき場所は日本にも沢山あるのだと痛感、でもちゃんとそれに気づけて来れたことに感謝である。

　阿蘇山を超えてからはやまなみハイウェイに戻り阿蘇が360度一望できるという大観峰を目指す。

　大観峰の見晴らしは素晴らしいの一言、それにここに行くまでの緑の壁に囲まれたようなルートも素晴らしかった。さすがにこの絶景ルートだけに西日本各地から訪れるバイクの数もハンパではなかった。この後はまた下道を通り日田を抜け福岡入りした。

福岡では一泊し次の日からの本州、山陰方面への旅に備える事にした。

熊本の馬刺

　南阿蘇から1時間程度で熊本に到着、九州は大自然と都市の距離が比較的近いとても恵まれた土地だ。熊本と言えば好物の馬刺の本場である。ホテルにチェックインしてからおいしい場所を聞き早速街へ繰り出す。　でも一般的にはどこで食べてもそこそこ美味しいとのこと。街中にはホルモン料理の店もあったが、なんと馬のホルモンであった。
牛と同じで捨てるところが無いのだろうか、そんなことを考えている時にフッと阿蘇にいた馬を思い出した。なんか足が短く太く、また体もまるまる太っている放牧された牛をみかけた。これ聞いたところ食用の馬である。どうみても北海道で見たような速そうなやつじゃない。　

　上がこの日注文した馬刺、食べた事があるのは、赤身とたてがみ部分であるがメニューには聞いた事も無いパーツが色々と書かれていた。店員さんのおすすめはレバーだそうだ。この日は品切れになってしまっていたが、いつかは食してみたい。

　

いやーやっぱり九州の甘い醤油とは相性が抜群ですな。

由布院から雨の阿蘇へ

　バガボンドを読みまくった翌日、いま一つの天気の中大分自動車道を利用し由布院を目指した。途中由布院では大分に住む友人に勧めてもらった豆腐料理のお店で昼食を取ることにした。昨年オープンし豆腐料理のお店市ノ坐である。ランチは1,890円と2,625円の2コース、自分は前者をチョイスしたが出てくる料理の量や内容を考えれば1,890円は安い。お店の中の雰囲気もまずまずなのでおすすめできる。

　その後は九州ツーリングのハイライトでもあるやまなみハイウェイを目指す。噂には聞いているがどんな素晴らしいルートなのだろうか、行く前から期待は高まるが、この日の天候は悪くまた変わりやすく突然の土砂降りとヒョウの洗礼を浴びることとなった。

　しかしこのままでせっかくの阿蘇を終わらせるのももったいない！　次の日も様子を見てもう一度チャレンジすることにした。そのためこの日は阿蘇で泊まるのをやめ白川水源を観光しそのまま熊本に泊まることにした。翌日の朝の天候でそのまま福岡に出るか、もう一度阿蘇に戻るかを決める事にした。

　白川水源は阿蘇山の南側、南阿蘇村に位置し日本の名水100選にも選ばれてる。ここは毎分60トンの水がわき出してくる水源。ここではポリ容器なども販売していてこの名水を持ち帰ることができる。またこの水でできたコーヒーなども茶屋で飲む事ができる。湧き出る名水やこの脇にある神社がどこか神秘的な雰囲気を演出している。

　この近くにはもちろんのこと温泉も沢山ある。茶屋でこの辺りならではの温泉を聞いたところ阿蘇下田ふれあい温泉駅を紹介された。

　ここは駅舎の中に温泉施設を併設しているとてもユニークな地元人向けの温泉。浴室の窓を開けるとそこはホームといった具合である。ネタとしては最高の温泉である。

今年3回目の九州へ

　結局松山で一泊と思っていたが、GWのド真ん中20軒近く宿に連絡したがどこも満室。そして予想していなかった雨が。。。　

　誰だGWは天気いいなんて言ったのは！

　結局翌日のフェリー乗り場に近い街と思い、八幡浜もあたってみたがそこもダメ、結局宇和島で宿を見つけ一泊することにした。　そして翌日フェリーに乗る時にも雨は止まず、フェリー乗り場がある八幡浜まで朝移動。一路九州は別府を目指す。所要時間約2時間を経過するとそこには曇り空の九州別府港が見えてきた。
　今回のツーリングの目的の一つでもある「阿蘇を走る」を実行するための上陸であるが、この空を見る限りすぐには走れそうもない。今日はここで一泊し旅の疲れを癒すことにした。

　今回の宿はここ「べっぷゲストハウス」早い時間に電話したおかげでなんとか一泊分は確保できた。これを教訓に2日先までの予約はここで済ますことにした。翌日は阿蘇、その次は福岡である。　別府の街をフラッと歩いてみたが、なんだか九州の他の街とは違い活気が無い感じがする。

　まず旅の疲れを取るために有名な竹瓦温泉へ向かった。なんとここは公衆浴場であり入浴料100円と格安。入っているとも観光客だけではなく地元の方々も多く見られた。外観、内部にいたるまで昔ながらの雰囲気をそのまま残してある。大衆派にはお勧めできるスポットだ。

　この後は特に何をするでもなく宿でバガボンドを20巻まで読破して一日を終えた。続きは東京で読むことにする。しかしこれ噂通り面白かった。。。

 

四国上陸

　昨年の正月以来の四国、九州に行くのになぜか本州経由ではなく四国経由を選んでしまった。やっはり明石海峡大橋や大鳴門を渡る時の感動や四国の土地に惹かれるのだろうか、自然と足が向いてしまう。
　しかし四国に入ってからもGW渋滞の魔の手からは逃れられなかった。徳島自動車道もひどい渋滞、予定を変え遅い昼食をとることに、目的地は昨年行けなかったびんび屋。　海沿いを軽快に走り現地に到着したがここにはGW渋滞は無かったが人間の渋滞が待っていた。電車などはなく車でしかこれない場所にありながらもこの人だかりは凄い。

びんび屋の底力恐るべし。これには再度予定を変更せざるをえない。再び高速へ戻り一路、松山へ。。。

養老天命反転地

　名古屋を出た後、昔から一度行ってみたかったテーマパーク「養老天命反転地」に行ってみることにした。名古屋からは名神高速の大垣インターで降り、車で20分ほど走ったところにある養老公園の中にある。

　一度写真集で見たことがあり、奇抜なアート空間であることから一度は行ってみたいと思っていたところ。空間自体の発想やそれを実現してしまう実行力には驚きである。ただ一点、メンテナンスが行き届いておらず作品がいきいきしていないのが少し残念。まー見れたというだけで満足感は得られた。

　この後は四国経由で九州へ向かうことにした。

キューバ旅行中止

　GWに行く予定だったキューバ旅行であるが、今回の豚インフルエンザの感染拡大によりキャンセルした。　ANAのマイルで交換したチケットであったが、前日にもかかわらずキャンセル、そして払った燃料サーチャージ５万円も返金してもらえた。キューバはまた夏か年末に訪問を延期することにする。　そして代替案として前回九州でも行けなかった宮崎、大分あたりに行くことにした。　高速道路もせっかく1,000円になってることだし。
　まずは初日20時発で名古屋を目指した。しかしこの時間であっても10km超の渋滞が3回もあり、GWだけではなく1,000円効果を肌で感じる。
　せっかくのバイク旅行なので行き先はゆっくりと決めていくことにする。