昨夜、恵比寿のぶた家で友人達と食事をしているとき、先週観た「いのちの食べかた」という映画を思い出した。自分たちが普段食べている食材がいかに「製造」されているかを未だかつて見たことも無い映像で見せてくれる。インタビューなどは一切ない無声映画であるが、工場の生の音、動物達の叫びが聞こえてくる。自分たちがスーパーに行って買う食材、レストランでオーダーしたら出てくる食材、しいていえば命がベルトコンベアーに乗り次々と形を変え生産されていくのを観れる衝撃な映像であった。
昔からニュースで日本の捕鯨に対する批判があたるなか、捕鯨船上でクジラが捕獲され血を流すシーンなど多く見てきた。その反面なぜか欧米の主食である牛が解体されるシーンなどは見たことがない。なんで牛のは出ないんだろう。なんでクジラ食べて日本だけ批判されるのだろう。牛は食べてもいいのか? など単純な疑問がわいていた。外国人の友達に意見を聞いてみると一人のアメリカ人は「クジラは頭がいいから」かわいそう。ある女性に日本人はイルカも食べるよと言えば「イルカはかわいいから食べないであげて」と回答が返ってきた。
自分に言わせれば、北海道で見た牛はおバカに見えたが、十分かわいかった。 結局、人間が食事をする行為自体が残酷な行為でありその上に生き残るための自然のサイクルが成り立っていると考えればこれは人類が生存している歴史である。
我々にできる事は、食事の前に元気いっぱい「いただきます」を言って食べ物に感謝することであると思う。改めて食前の「いただきますの」重要性を学んだ。