ここはトルコ東南部に位置する観光名所。奇形な岩肌やキリスト教徒の教会や地下都市などが存在する。トルコでも人気のスポット。イスタンブールからは夜行バスで12時間ほどで到着する。飛行機のチョイスもあるが自分はバスを選択した。トルコの長距離バスは設備やサービスが充実している。どれも高級な長距離バスでベンツがほとんど。また添乗員もスチュワーデス並に機内サービスを行うし、映画も上映している。快適で疲れがないとまでは言えないが一般的な夜行バスよりは快適であるように思った。行きのバスでは3人の日本人と仲良くなりました。一人はドイツのミュンヘンのおすし屋さんで働いているRさん。結局現地のツアーでも2日間一緒でした。
現地のバス停に到着しトイレに行ってみた。トルコのトイレはほとんど有料であった。入口の人にお金を払いトイレットペーパーをもらうスタイルが多い。トイレは和式っぽい。でも流れがゆるいのでちゃんと穴に命中させる必要がある。このあたりからもトルコ人の親日家ぶりがわかるというものだ。そこでびっくり!ここだけなのかもしれないが街の公衆便所内になにやら妙な蛇口のある部屋を発見。入口のおっさんに聞いてみると
「ここで手足を洗って隣の部屋に入る」
といっていた。隣の部屋はなんとお祈りルームがあった。みんなお祈りをしてるのに、オッサンは写真を撮れと薦める。フラッシュ、ガンガンでお祈り風景を撮っていると、どうやらそっちじゃなくて自分と家族を撮ってくれと言っていたらしい。右下の写真を撮りデジカメの画面を見せてあげるとアドレスを書くので送って欲しいと言ってきた。
「送ってあげるよ~」と言うと、メアドじゃなくて住所を書き始めた。どう対応するかは現在検討中である。現地でのツアー初日は行きのバスで一緒だったRさんと大阪から来ている女性2人、CさんとKさん。そして日本語ができる現地のガイド、アリさんで行動した。どうやら現地の旅行代理店が気を利かせて日本人同士で集めてくれたらしい。アリさんは日本の留学経験があり大阪に住んでいたという。CさんKさんは3月で仕事を辞め2人でエジプトとトルコの旅行中。2人は「指差し・・・会話」を持ち力強く2人で前に進んでいた。
現地で泊まったホテルはウルギップという街の洞窟ホテルだ。ここでは洞窟の中のホテルが一つの目玉になっているようだ。中はひんやりしていて、すごく静かであった。ここ何年かぶりに12時間も寝てしまった。カッパドキアに来て思ったことは都会のイスタンブールと比べホントにみんな純粋で暖かい人々が多いい事。困っていると親身になって助けてくれるし、道を歩いていると笑顔と挨拶がみんな自然である。子供も我々外国人を見ると習いたての英語で話しかけてくる。この国は世界的な遺産、観光資源が豊富にある国だけど、この人々の優しさや笑顔が何よりこの国の一番の財産なのかもしれないと感じた。