久々に35mmを持ち出してみた。最近はめっきりGR-Digitalと時を共にすることがおおくなっていたが、初心に戻り35mm。でも最近はフィルムが高騰してしまっているので今後は金銭的に辛いかも。。。
このライカM3、昔カメラマンだった父親が大学を卒業した当時、中古品を7万円で購入したもの。当時大卒初任給が1万円だった時代に購入しているので今の金額から考えると相当な値段だ。このM3しばらく実家のカメラケースで眠っていたものを拝借し使っていたが各所にヘタリが見られたので数年前に川崎の関東カメラサービスでオーバーホールを施した。
オーバーホール価格もビックリだった。本体が8万、レンズのクリーニングで4万。しかしこの8万のオーバーホール費用も実は軽度のオーバーホール。父親のものであるので使い込んだ風合いや各所に張られた「イノモト」シールもそのままにしてもらい。外観では剥がれていた革の箇所だけオリジナルに近い革で新品に張り替えただけ。外観の再塗装やファインダーの再粘着などを行ったらかなり高額だった。出来上がりを撮りに行った際、関東カメラの人に色々聞くと内部的にはほぼ新品になっていて、この先何世代にも渡って使えるとの事であった。父親からもらった訳ではないが、こういうモノが親子、孫の代まで使われ続けられれば本当に嬉しい限りである。
それまでにフィルムが入手し続けられればの話ではあるが。。。