10月にオーバーホールに出したオメガのスピードマスターMk2が返ってきた。部品がないとのことでスイスまで送られ4ヶ月ぶりの帰宅である。
この時計は文字盤の配色などが現行のものとは全く違うところが気に入っていたが、今回のオーバーホールでその気に入っている部分が吹っ飛んでしまった感じがした。気に入っていた部分はというと、文字盤の色合いである。定刻を指す12カ所ある長方形のマークや中心のオメガロゴの薄い黄色が非常にレトロっぽかった。じつは今回文字盤交換をしてわかったことはこの色は経年変化による色落ちで新品の色ではないことがオーバーホールをしてみてわかった。なんとオーバーホール後はバリバリのオレンジになってしまった。文字盤を替えてもこのあたりの風合いは変わらないと思っていたが、なんか別物の時計になってしまった感じがする。
一応古い文字盤は返してもらったので次のオーバーホールの時は替えてもことは可能だとは思うがなんとも残念であった。またブレスも新しいものに替えてくれたが材質がアルミになっているようで、軽いのだが重みがなくなったぶんなんか安っぽい。これもすこしがっかりしたポイントである。
やはり年月を経て使われてきたものの良さはお金では買えることのできない深い味わいがあることを改めて思い知らされる出来事であった。。。
老舗ブランドでも効率化の弊害があるのかな。
こないだ修理に出したTUMIのショルダーベルトも同じものはもう作っていなく、ちがう軽い素材のものに切り替えたといってました。デザイン、素材的にも前の方がよかったのに・・・
投稿情報: akaken | 2010/03/15 07:53
古いものや、初期のものの方が妥協無く作ってるってのはあるかもね。ライカもM3やズミクロンの8枚玉が人気あるのはそれが理由だよね。
投稿情報: Toshi | 2010/03/15 08:09