屋久島といえば縄文杉が有名だ。しかしそこまでたどり着くには往復で10時間近く歩かなくてはいけない。今回の自分のテンションでは多少過酷である。もう少し楽に行けるとこをを探したところ、白谷雲水峡という場所に行ってみることにした。
フェリーで到着した時には崖崩れで道が通れないとの情報があったが、別ルートの楠川という所から歩いて上がれるとの情報を得た。そこから白谷雲水峡まで歩くこと2時間、特に問題もなく到着。ここは映画「もののけ姫」のモデルにもなった森ということでも有名らしい。
倒れた屋久杉やそこに生えている苔がすべて自然によって作られたものであることに驚きである。切り株の上に発芽し再度、屋久杉として生まれ変わった木などもある。古いものでは樹齢が1000年以上ある。今回は行けなかったが縄文杉は樹齢7200年とも言われている。
屋久島へ来て町の中、森の中と歩いてまず思ったことはどこを歩いてもゴミが無い。宿の人に話を聞くと山の中では観光客を連れてくるガイドの人たちが積極的にゴ ミを拾って歩いているそうだ。それに山の中からみえる風景の中には送電線などの人工物がほぼ見えず、移住区のある海近くの平地にのみ存在する。 こんな手付かずの大自然がまだ日本国内にあることを嬉しく思うと同時に後世に残すべく開発や観光客のマナーが環境にとってマイナスにならないことを切に思う。
ここ白谷雲水峡は宮之浦からも近く手軽に来ることができる場所だ。この時期はオフシーズンで雪や路面凍結の場合がほとんどで山に入れない事がほとんどらしい。
この日は一日雨も降らず、晴天だった。この天気には感謝したい。
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