鹿児島に来たのは3歳の時に父親と来た墓参り以来、じつに34年ぶりである。大晦日は天文館の飲み屋で過ごし元旦は10時までゆっくり寝て午後から活動し始めた。今日の予定は祖父の墓参りと指宿の砂むし風呂、開聞岳である。祖父の墓の場所は父に聞いていたので比較的スムーズに見つけることができた。唐湊という場所の丘の上にあり桜島を一望できるすばらしい場所であった。無事祖父の墓もお参りでき旅の大きな目的を一つ達成した。ここで明らかになったことがある。自分の記憶の中で3才の時に来た鹿児島の記憶が断片的にいくつか残っている。その記憶の中にある1つがこの墓地であることが今日来てみてわかった。なんか頭の中にしかない記憶の1シーンに来れたのは自分の中の大きな喜びであった。
墓地を後にし指宿方面へ、小雨が降り気温も低い。思っていた以上に鹿児島は寒い。指宿方面は渋滞、寒さと雨でキツイ状況だった。 2時間ほど走っただろうかやっとの思いで指宿の砂むし会館に到着した。初めての砂むし体験であったが、砂の中が暖かいのは思った以上に心地よかった。そして終わってから海岸に出てみるとちょっと驚いたのが海に近い海岸から煙が出ているのである。こんな真冬でも砂に寝ると暖かいほどの熱が地面から伝わってくるというのだから地熱のパワーには驚きである。
ここから南に数キロ進むと開聞岳がある。ここは写真で何回か見たことある山だ。もっと早い時間だったらよかったのだが、夕暮れ間近になってしまった。写真右下はJR西大山の駅ここは日本最南端の駅として有名なところだそうだ。開聞岳とのマッチングがなかなかいい。
いよいよ明日は帰路に着く。今のところ高速を利用し広島で一泊したのち、大阪の伯父の家に行く予定だ。しかし福岡周辺は雪が降っていたようなので路面の状況によっては大分からフェリーで愛媛に出て四国経由で大阪に向かう。