天気のいいバルセロナは気持ちがいい! なんか東京にいるときの天気のいい日の気持ちよさとは少し違う気がする。これはただ自分が旅にでているからかもしれないが。ヨーロッパに来ていつも思うのは夏どんなにあつくても日陰にはいればなぜか涼しい。日本の夏の日陰とはちょっと違う。これは湿度が低いだけでこうなるものなのだろうか。。。 少しバルセロナの街を歩いて感じたことをいくつか書く。
まずは道路、一方通行が多くそして大抵の道路には駐車スペースがあるが驚いたことに場所によっては道路の真ん中にも駐車スペースがある。またバイク用の駐車スペースがしっかり確保されていたり、自転車用の通行スペースがちゃんと確保されている。元々道路のスペースがそれなりにあったからできているのかもしれないが、日本も大きな道路などではバイク用の駐車場や自転車の走行スペースは実験的にも徐々に導入し効果測定を初めてもいいかもしれない。今後のエネルギー問題や東京の渋滞を考えると、バイク、自転車へのシフトは必要だと思う。そうするとまずはこういったスペースの確保は普及には重要だと思う。
次にBicingという公共自転車の存在である。これは街のいたるところにスタンドが設置されており一定料金を支払っていれば自由に利用できるといったものである。残念ながらいろいろな審査があるため旅行者が気軽に借りることはできないようだが、市民の足として大活躍していることを目の当たりにした。東京などでも設置が進めば電車で渋谷に行ってそこで自転車に乗り換え麻布十番で返却し電車で帰宅などということが実現するかもしれない。今後原発を止める方向に日本が進むのであればこうした二酸化炭素排出を抑える取り組みも同時に議論していくべきであると考える。またバルセロナではこの無人で自転車が借りれ丁重に利用されているところにバルセロナ市民のこのシステムへのリスペクトを感じた。
最後はベンチの存在である。バルセロナのいたるところにベンチがおいてある。自分も旅行者として体験したが「疲れた〜」と思って周りを見渡せば必ず近くにベンチがあるのである。そして街のいたるところでこれを活用している姿を多く見る。交差点にある日当りのいいベンチでは近所の老人たちが会話をしていたり、散歩している家族が休憩していたりとベンチが交流の場になっている気がする。自分も東京でヨーロッパ人の友人に「なんで東京はこんなにベンチが少ないの?お年寄はどうするの?」と言われたことがあるが、この現状と比べれば東京に住む老人は相当苦労しているはずだし、もっとベンチがあれば外に出られる機会を与えてあげれるかもしれない。本来であれば高齢化社会の日本が世界のお手本になって取り組むべき点であるが、現在遅れを取っていると言わざるをえない。このようなことが議論されれているのだろうか???