3日間歩き続けたトレッキングも今日で最終日、Sagarbotを後にした我々は一つ山を越え今日の最終目的地Begnastalへ向かう。そこからはバスを利用してPokharaだ。歩き出してからもいろいろな村や人の生活を見る事ができる。ひとなつっこいのは子供だけではなく村を散歩するおじいさんまでフレンドリーに声をかけてくる。言葉はわからなくても気持ちは通じるのだと改めて痛感。
この3日間歩いただけでそれぞれの村の建築や集落の風景にも様々な特徴があるのに気づく。ここはTalbesiという山と山の間の平地にある少し大きめの村だが集落の間の道は石畳になっていたり家はやたらとカラフルに装飾されていたりと山の中の村とはひと味違った落ち着く空間である。この町で食事をしようと思ったがここでは食べるところがないとのことでランチはおあずけに。
その後歩いているとオーガニックの蜂蜜を売っているという農場を見つけ、誘われるがままに中に入っていく。まずは試食しろとの事であったのでランチを食べていない一行には断る理由はない。ここの農場ではいろいろなものを作っているように思われたが我々はまずは目的の蜂蜜を試食することに。試食に配られた皿の中の蜂蜜をみると、4匹ものアリが入っている。これがネパール流のオーガニックのこだわりなのだろうか。空腹の我々はアリをよけながら完食するが、購入にはいたらず。
このあとは農場の前をちょうどバスが通ったのでBegnastalまで乗る事にしたが席がなく屋根に乗れとの指示で10人ほど乗っている屋根に一行はよじ 上る。舗装されていない山道をこれで移動するのは正直きつかった。振動や凹凸を超える揺れはまさにロデオ状態。右下の写真はその状況で記念に撮った一枚で あるがまともに撮れやしない。そのとき大きな揺れが上下におこった瞬間後ろの子供が2人バスの屋根から落ちた。2人とも後ろ向きで背中から落ちすごい音が していたが、2人はそのまま何事もなかったかのように立ち上がり走ってバスに追いつき飛び乗ってきた。恐るべしネパール人である。我々は何かが起こってか らではまずいと思いバスを止め歩くことにした。降りる時にバスの屋根にいたお客は我々に、「なんで降りるの掴まっていればノープロブレムだ」なんて言っていたが3mの距離から落ちれば常人にはノープロブレムなはずはないと迷わず降りた。 歩き続け日没前にはようやくBegnastalに到着し3日間のトレッキングを終えた。
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