ベニチオデルトロ主演のチェ2部作をようやく見終えた。ソーダーバーグらしい静けさの中にも訴えかける何かを感じる力強い作品であった。ゲリラ戦のさなかでありながらも農民と深く交流し医療や教育を与え今の現状がなぜ起こっているか、協力することによりこの現状を打破できることを理解させゲリラ戦を有利に持って行く手法が明確に描かれる。この辺りからゲバラのカリスマ、人間性、中南米に対する彼の愛を感じる事ができる。自分にとって本などで読んでいた彼の生き様を映像を通す事でまた少し固められた非常に考え深い映画であった。しかしそういったチェの人間像を深く追求した映画だけに、予習なしにフラっと映画館に立ち寄って見るにはちょっとキツいかもしれない。
上の写真は彼が最期を遂げるボリビアのイゲラ村で子供と交流するシーン、ゲリラ線の戦士でありながら肩かけバッグとハンチングがオシャレ。ちなみにチェが持っているカメラはライカのM3。この場所は今自分が行ってみたい場所の一つである。
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