最近長距離の旅行が多く、長らくDUCATIに乗っていなかった。 走行距離4,000kmのものを3年前に中古で買ってから12,000km走行し現在16,000km。 タイミングベルトの交換時期であったこと、チェーン、スプロケット、ブレーキディスク、パッドもへたりがあったので、ここでしっかり交換整備を行いもう少し長く付き合っていくことにした。
そして点検整備が完了したDUCATIを昨日渋谷のモトコルセにとりに行ってきた。久々に対面するDUCATI Monster S4。この車体は2003年式、S4はMonsterに水冷エンジンが搭載された最初のモデル。916ccのエンジンから101馬力のパワーを絞り出す。
バイクの免許自体を取ったのがこのバイクの購入時と同時で、原付以外のバイクで公道を走ったのはこのDUCATIが初めて。 教習所のHondaCBとはケタ外れのパワーに最初は戸惑った。交差点の発信時にパワーがありすぎるあまりウイリーしたこともしばしば。 エンストしないでスムーズに乗れるようになるまで1年くらいかかった。
低速ではめっぽう扱いにくく、小回りも1200ccのBMWよりも全然きかない。カーブでは車体は倒れようとせずまっすぐ進みたがる。おまけにエンジン音は大音量のために自宅前ではかけれない。その反面、エンジン音といえば信号待ちでも、都内の道をダラダラ走っていても、車のいない東名をかっ飛ばしても、どれをとっても官能的。またパーツの一つ一つもこだわりがあるイタリアの芸術品である。
新しいのもいいけど、しばらくはこの車体と一人旅の歴史を人生に刻み込んでいきたい。