さっきWebのニュースみたらこんな記事を発見してしまった。
キューバ・カストロ議長、退任の意向表明
とうとう来る時が来た。1959年のキューバ革命から半世紀近くアメリカの隣の小さな島国で社会主義の旗を掲げ大国アメリカの圧力にも負けず抵抗を続けて来た南米の革命家フィデル・アレハンドロ・カストロ・ルス。
チェ・ゲバラとの出会い、バチスタ政権崩壊、アメリカからの経済制裁、ピッグス湾事件、キューバ危機。33歳の若さで一国の頂点に立ち当時冷戦の最中、そのカリスマと決断力を持って国民を牽引し大国との駆け引きを行ってきた歴史に残る猛者である。その英雄に一言「お疲れさま」と言いたい。
今後キューバがどう変わって行くかの進展にも注目したい。賛否両論はあるが自分は社会主義である現在のキューバが好きである。あくまでも観光客の視点であるが、悪くない制度に思える。そこまで働かなくても、それなりな生活はできるし。学校、医療は無償である。それに先進国、近隣諸国と比べても圧倒的にホームレスは少ない。そんな環境がキューバのあのおおらかで寛容、見知らぬ人同士でも助け合う精神を作り出しているのだと思う。まだフィデルが生きているうちは急に制度は変わらないように思う。今まで行ったこと無い人には是非お勧めしたい国である。
自分のキューバ関連おすすめ映画は以下。この順で見ると歴史の流れが見れて面白いかも。
- モーターサイクルダイアリーズ ゲバラの革命になるまでの心境の変化がわかる
- チェ・ゲバラ&カストロ カストロとゲバラの出会いから社会主義国家設立まで
- 13デイズ アメリカ側からみたキューバ危機
- コマンダンテ 数年前に撮影したカストロのドキュメンタリー、本人が出ている。
社会主義国家で生活したことがある人間とっては、資本主義以外の国家体制に非常に興味があります。私の場合、市場経済を導入したベトナムだったということと、すでに投資ブームであったということもあり、純然たる社会主義を感じることはありませんでした。むしろ、こういった国家体制にありがちな弊害を外国人ゆえにうまく利用させてもらった記憶が残っています。一党独裁にからんで負のイメージがつきまといますが、立場によって社会主義に対する考え方は違うのかもしれませんね。
投稿情報: LeMinh | 2008/02/20 10:14
住まれていたんですよね。。。 社会主義の国に。
ベトナムはまた違う感じなのかもしれませんね。きっと。
投稿情報: Toshi | 2008/02/20 11:56